忍者ブログ

嶋田の戯言

嶋田が思いついたことをテキトーに綴ります

GTO 2026年版

 最初に言っておきますが、私がもし、中高生の時に坂本金八が担任だったら、決して心から信頼しなかったでしょうね。でも、鬼塚英吉は、信用してもいいかな? くらいには思っていたかも。私的には鬼塚英吉の圧勝なんですよ。そしてGTOの原作も、湘南純愛組(鬼塚の高校生時代の話)も読んでおりまして、一番好きなキャラも鬼塚でしたね。私の場合、推しの子ならミヤえもん(斉藤みやこ)だし、キングダムならバジオウとオギコだし、こち亀なら戸塚金次だし、主人公が一番好きなキャラって漫画はほとんどないです。湘南純愛組の最終回、続編の予告としてGTOというタイトルが提示され、どんな漫画??? ってなってたっけ。GTOと言ったらギャランGTOしか思いつかなかったので(爆)。Great Teacher Onizukaだったんですね。
 
 さて本題です。28年前の、伝説の学園ドラマ・GTOが帰ってきたので、全11話、50代になった鬼塚英吉がどんな型破りな活躍をするか、期待を込めて視ました。結論から言いますと、現在のコンプライアンスだの何だのとうるさいご時世、色々な制約がある中で、鬼塚らしさは出せていたのではないかと思います。鬼塚らしさとは何か。最終話で妻・あずさが言っておりますが、鬼塚は教師ではなく、生徒と友達なのです。それは28年前も同じなのですよ。だから今回も、1話につき一人ずつ友達が増えていくってのは、鬼塚らしいと言える・・って、私は思うわけです。世帯視聴率は数%と振るわなかったみたいですが、配信ではそれなりに視られていたようですね。
 
 今回のドラマで一番印象的だったのは、何といっても生見芽瑠が演じた柏原先生emojiでした。私はそもそもそんなにドラマとか視る方ではなかったので、彼女の演技を視たのはこれが初めて。そして・・上手いって思いましたね。何といっても表情が良い。毎回表情だけで語るシーンがあり、本当に素晴らしかった。これはもう、カメラ映像という媒体をフルに生かしたものではないかと思うのです。私はこういうのが好きで、朝ドラは「お帰りモネ」が最高傑作と勝手に思っています(と言ってもまともに視たのは「あまちゃん」以降ですが)。あのドラマも主人公のモネ(演:清原果耶)が表情だけで心情を表すシーンが多く、この人やっぱ上手いって思ったものでした(そもそもデビュー作となった「あさが来た」での女中役から既に注目していました)。逆にそれが不評の要因で、朝の忙しい時間帯に何かをしながら視る(聴く?)という人にとって、無音時間がしばらく続き、何をやっているか分からないという批評にもつながっていたと記憶しております。でも、カメラ映像はこういう演出こそ舞台演劇にはない味だと思っているわけでして、柏原先生はそれを見事にやってのけたって感じで、これからも視たい役者さんリストに入りましたよ。それ以外にも「ああお前なんかやめちまえ!」とキレるシーンとか、面倒くさがっている仕草、表情、セリフ(その割に生徒のことをよく見て、考えている)も良い。まあ、鬼塚にはあずさがいますから、ラブラブにはならないでしょうけど、鬼塚に少しずつ惹かれていく感じも良かった。部屋で一人になって、チャプチャプ(AI)と会話しているのも今風だし、キャラに合っていたと思いますが、一方で「この人、元レディース?」ってな感じを匂わせておきながら肩透かしを食らったってのはあります。
 
 でも、肩透かしと言えば何といっても校長でしょうね。気弱な校長が最終話で中丸教頭を一喝するシーンがありましたが、もっと派手にやってくれるって思ってましたので。例えば鬼塚が乱闘しているところにバイクで乗り付けて・・とか。演じているのがあの人だってのもあって期待はしてましたが、シャレにならないか?? あの人自身、当時のことは語りたがらないっていうことですし、あれがギリギリセーフのラインだったのかもしれませんね。一方で、一喝されて腰を抜かした中丸教頭も相変わらずで、偉そうな小者感は健在(笑)。さすが近藤芳正って思いました。ただ、阿部先生は1998年版の勅使河原みたいに、めるる先生に何かやらかすことを期待していたのですが、何もしなかったですね。
 
 しかしまあ、鬼塚が乗っていたZⅡとか、校長が最終話で乗ってたマッハとか、今では冗談ではないくらいプレミアがついているバイク、よく貸してくれたよな。そういえば1998年版では八王子の旧車専門店がZⅠを貸したらしいので、今回もそこか? それにしてもマッハとはね。2ストローク独特の排気音と白煙。かっけー。私は普通免許しか持ってなかったので、自動二輪や原付Ⅱ種には乗れず、2ストロークの原チャリに乗っていましたが、KH400とか憧れましたねぇ(免許持っていたとしても乗りこなせないだろうけど)。そのKHはマッハを扱いやすいように馬力を下げたやつだったと認識しておりますので、マッハはさらに乗りこなすのは難しそう。でも、あの人が乗るとすごく存在感がある。まあ、ガタイがアレなので一瞬250cc程度のバイクにしか見えなかったですが。いいなぁ、2ストロークのバイク。私が乗っていた2ストロークの原チャリはね、そもそも4速以上で5,500rpm以下に落とすとスロットルを開けても加速していかない。パワーバンドが6,500~8,500rpm辺りと狭かったから、大通りなどではタコメーターの針がその範囲に入るように乗ってました。扱いにくかったけど、リミッター切ってマジで回したら90km/h近くは出ましたねぇ(一発免停下手すりゃ取り消し!!)。さすがは2ストローク。4ストロークの原チャリでは絶対に90km/hなんて出ないもの。あっ、でも住宅街の生活道路では6速3,000rpmくらいで大人しくしていましたよ。基本大通りでは法定速度無視で流れに乗って走り、生活道路では制限速度も一時停止も一通もちゃんと守りました(ごめんなさい。話が脱線してしまいました)。
 
 鬼塚が今までの学校全部クビになったって設定は、初代GTOの翌年(1999年)、同じフジ系列で放映していた「ナオミ」を思い出します。主人公の藤堂直海・・でしたっけ?(演:藤原紀香)も26回だっけ? クビになったって設定だし(但しその回数だけ、生徒たちを幸せにしてきた)。鬼塚はクビになった回数だけ生徒を守ってきた。どうやらそういうことらしい。今回は颯真を守ってすべてをひっ被り、ケンケンの親父(学園運営会社の役員)に頼んで「鬼塚はクビ、颯真は厳重注意」という決着に。で、その颯真のお婆ちゃんは何と、1998年版で鬼塚を採用し、よき理解者であった桜井理事長。これは想定外!。演じていた白川由美さんが10年前にお亡くなりになってますので、1998年版の映像を差し込む形でしたが、懐かしいお姿を見られてよかったです。
 
 生徒の演技は全体的にイマイチで、特にケンケンの棒読みはむしろ清々しいくらい。でも実際に高校生世代の役者をオーディションで選んだようなので、多少はね。ケンケンが10年後、20年後に名優として名を馳せていることを期待しましょう。前回だってのぼる(演:小栗旬)があんな大物になるなんて、誰が予想していた? で、そのケンケンがユウキチに付き合おうかって告ったのに気持ち悪いとか言われて落ち込んで、なのに文化祭のマスゲーム中、逆にユウキチから付き合おうかって言われるシーンとか割と好き。この二人はそういう雰囲気出していたので、最後そうならないと不完全燃焼だよね。あと、村井が今でもみやびのこと思っているって設定も良かったかな(結婚している雰囲気でなかったのは、みやびを演じていた女優さんが既に引退しているからでしょうね)。最終話で生徒たちが立て籠もった時、マサル(琴音の父)、ケンジ、のぼるが説得、というか話に来て、のぼるが穏やかな口調で「こんなことしてていいのかな?」と語りかけるシーンも良かった。菊地は出ていなかったが、3人が帰るときに「村井の店に飲みに行くか」のあと、小さな声で「今回は菊地君のおごりで」っていうのが聞こえた。冴島管理官はついに出なかったか。不良警官だったくせに今では管理官ってのが笑える設定なのですが。
 
 ともあれ、鬼塚の大暴れは現状期待できないわけですし、そんな中で「見られるドラマ」に仕上がっていたのはとても良かったと思います。演者の皆様、スタッフの皆様、お疲れさまでした。
PR

コメント

プロフィール

HN:
嶋田友馬
性別:
非公開

P R