ドクターX~外科医大門未知子~、ザ・トラベルナースと世界観を共有するドラマ。サブタイトルはちょっとアレだが・・。主人公の那須田灯(演:松下奈緒)はドクターX最後のシリーズ、第5話にゲスト出演し、オペ室で興梠教授を蹴り飛ばすという大技を披露したが、この二人、朝ドラ「まんぷく」で夫婦を演じていたんだよな。かつて大門とともにキューバから帰る際の船内で急患を処置し、大門からもナースとしてのスキルは確かだと評されている。手術の際は常に先を読み、必要な準備をしつつ、次に医師が何を要求するかとそのタイミングまで読んでいて、迅速に必要な器具を手渡す。大門とは阿吽の呼吸で、大門が無言で手を出すと即座に器具を手渡し(これは多分やってはいけないこと)。医師や他の看護師に対しては基本仏頂面で、大門曰く「笑わない、挨拶しない、態度デカくていつも怒ったような顔」だが、患者に対しては笑顔で接し、かつわずかな異変も決して見逃さないという、無茶苦茶スキルの高い看護師である。
そしてザ・トラベルナースの主人公は九鬼静さんと那須田歩ちゃん(男)。灯が暮らすことになる看護師寮にはまたもたま子が(ザ・トラベルナースで寮母として登場)。たま子は灯が歩の姉だと勘違いするが、灯は歩のことを知らない? 歩も姉さんなんかいないと。だが静さんは何か知っている模様。例えば亡くなった歩の母の妹(つまり叔母)とか? まあ、その辺は後々明かされるかもしれません。灯は「医者は病気を見つけて病気を治し、ナースは人を看て人を治す」という、静さんが歩ちゃんに何度も教えていた言葉を口にしていることから、静さんと繋がりがあるのは第1話で既に明白。これからどうかかわって来るかにも注目したいところ。
で、その派遣ナースの那須田灯は、百井メディカルセンターに派遣される。スマホどころかガラケーも持たず、バスは現金払い、挙句給料も現金手渡しを要求。情報源は紙の新聞などなど、超アナログ人間。そのくせデジタルに疎いわけではなく、派遣初日、病棟の移転の際、システム障害が発生することを新聞の片隅の太陽フレアの記事から察知。適切なトリアージと処置により、大混乱を収め、無事移転を完遂させる。病院長の百井はデジタル機器に疎いが、COOの萬里小路(までのこうじ)かよは、デジタル化を推進。「人はデジタルではない」とする灯とは対立構造に。第1話では手術開始と同時にアラームが鳴り、テンパった間抜け医師をつまみ出し、アナログ医師の神戸と共に、見事病院長のオペを完遂する。第2話では産婦人科を廃止したにもかかわらず、看護師長(助産師の資格あり)と共に勝手に妊婦を受け入れ、無事出産を終えるとともに、直後意識を失った妊婦を、神戸と共に8時間にも及ぶ手術で救う。手術室に向かう際に萬里小路が「今すぐかかりつけの病院に搬送させなさい」と制止した際に、師長が「寝言抜かしてんちゃうぞ! 邪魔や!」と凄み、突飛ばすシーンは最高に格好よかった。師長さん男前や(女性だけど)。だが師長は責任を取って辞職。その際、ことのほか厳しく接していた男性看護師・梅田旭が息子(離婚の際父親に引き取られた)であったことが明らかになる。なるほど。あれは立派な看護師になりなさいという母の愛だったのか。重要な登場人物であるはずの看護師長が第2話で退場って・・、これ、多分後半で復帰するパターンかな? そんな気がする。一方、灯はその妊婦が産後、肺塞栓を起こすことをあらかじめ察知し、V-A ECMOなどの機器が充実し、腕の良い医師が当直しており、万全の態勢で手術できるこの病院で出産させることが最適と判断していた節があり、こんな看護師本当にいるのかとは思う。
まあ、とにかくこのドラマはこの秋最も注目していたドラマだし、第2話までもまずまず期待通りですから、多分最後まで楽しませてくれるでしょう。あの嫌な女(萬里小路)は元看護師という設定で、新米看護師の若松は、彼女に憧れてこの病院の採用試験を受けたようなので、結構なスキルの持ち主なのだろうから、最終話あたりでそれを存分に見せてくれる・・かも。もしかしたらこの人も、過去に命を救うために田中看護師長のようなことをし、救えなかったうえに責任を取らされ・・。それで徹底したリスク排除に走ったってありそうな展開。
それと、トラベルナースの二人が再登場とか、ドクターXから大間看護師、できれば博美とか大門先生とか、ちらっとだけでも出演するシーンがあったりして。その辺も楽しみの一つ。あと、灯が昔の歌を口ずさむシーンもちょっと笑える。第1話では恋のフーガ(ザ・ピーナッツ)、第2話ではおふくろさん(森進一)。次は何かな?
あと個人的にはメガネの看護師さんが、ビジュアル的には好き。何かこの人キレイ。まあ、私が「メガネっ子たん3割増し♫」ってヒトだってのもあるんだけど。