嶋田が思いついたことをテキトーに綴ります
武漢コロナウイルス。一旦は収束に向かうように見えて、緊急事態宣言解除後しばらくしてから徐々に感染者が増え始め、7月には急増。東京都では一日の感染判明者がずっと100人を超える状況となっている。ピークを越えて徐々に減りつつあるものの、なかなか100人以下にはなっていない。だが、一方で、3月、4月には重症者が多く、病床が足りなくなる事態に直面していたわけだが、現在、病床には余裕がある。これは一体どういうことなのか。
7月の初め頃は20代、30代の感染者が多く、重症化リスクが低かったこともあろうが、今では高齢者の感染も多くなっている。なのに重症者は相変わらず少ない。もっともこのウイルスは軽症からほんの数時間で重症化してしまうことが多いため、予断を許さないのであるが、何とも不可解だ。その要因として考えられるのは以下の3つ。
①ウイルスが強感染・弱毒化している
②湿度が高いためミストが蒸発・微細化しにくく、鼻や上気道で捕捉され肺に届きにくくなっている
③そもそも3月4月にはPCR検査数も少なく、無症状や軽症の感染者が多数見過ごされていた
①は可能性もあるが、確証はない。だから弱毒化についてはあまり期待しすぎない方がよい。②はそもそもコロナウイルス自体が冬に流行るものであるし、十分あり得る話だが、裏を返せば冬が来ればまた重症化率が高くなるということ。③もその可能性は大いにあるし、これが正しければ、母数が増える分、重症化率、致死率は下がり、高リスク者は絶対に感染しないよう、そうでない人は高リスク者に感染させないよう、きちっと対策を取って行動すればよいことになる。が、未だによく分からない面があり、まだまだ全面解禁というわけにはいかないだろう。とにかく分からないという点と、ワクチンも確たる治療法も現時点では無いという点が、怖いというイメージを植え付けている。未知なる物を怖がるのは正しい対処であるが、今日の感染者は過去最高ですとか、いたずらに恐怖を煽るような報道もどうかとは思う。
しかし、欧米に比べて日本では死者が圧倒的に少ない。ちょっと前に厚労省が超過死亡数を発表していたが、誤差範囲でしかない。少なくとも東アジアは同じような傾向であるという。それこそ山中教授の言うファクターXというわけだが、それが何か、いくつかの説がある。
a:早いうちから比較的毒性の弱い武漢型が日本に侵入し、多くの感染者を出した
b:東アジアでは頻繁に従来型のコロナウイルスが流行することで、交差免疫反応が起こっている
c:BCGが自然免疫の強化に貢献している
cは以前から囁かれているし、bもその可能性は大いにある。問題はaなのだが、去年の暮れから今年の3月くらいまで、奇妙な風邪が流行っていたのをご存じだろうか。数日間高熱が続く、体がだるくなる、そういった症状はほとんど出ないなど、様々なのだが、共通している症状は、咳が異常に長く続き、なかなか治らない。短い人でも10日程度、長い人では一月以上も咳が続く。でも、インフルエンザの検査をしても出ない。これが武漢コロナだったのではないかと、囁かれている。これが事実なら、既に日本人の2割程度は罹っている可能性がある。ちょっと待て。抗体検査をしたら0.1%程度しか持っていなかったと報告されたではないか。そういう反論もあろうが、コロナウイルスはそもそも抗体が持続しない。だから検査した段階では検出限界以下に減っている可能性が高い。ならば再び感染するリスクがあるだろうが、インフルエンザも同じで、例え抗体は消えても作り方は相当長いこと覚えている。また、無症状やごく軽症の人も多いということは、自然免疫だけでウイルスを撃退している可能性も高い。自然免疫で対処しているなら抗体はできない。以前、抗体検査はすべきであると書いたが、どうも抗体検査はあまり意味がないような気もする。
一方でPCR検査や抗原検査は、直近から現在、感染しているか否かを示すもので、免罪符ではない。陽性ならば重症化するかもしれないから気をつけましょう、人には移さないようにしましょう(願わくば隔離)ということで、陰性ならば何をやっても良い訳ではない。そもそも感染していても3割程度は陰性と判定されることもあるし、今日は陰性でも明日感染して、数日後には人に感染させるかもしれないのだ。
というわけで、人が集まる場所ではマスク着用、会話は控える、栄養と睡眠を十分にとる・・といった対応を今後も続けましょう。特にタンパク質は積極的に摂取しましょう(摂取を制限されている人を除く)。抗体などはグロブリンというタンパク質でできているのだ。
ところで宣言解除後、最初は夜の接待を伴う飲食店での感染が取り沙汰されていたが、今では家庭内感染、職場内感染、会食による感染が増えているという。職場内ではマスクをするなど、対策はある程度しているだろうが、家庭内や会食での感染防止は難しい。武漢コロナウイルスは口腔内にあるレセプターに取り付きやすいことから、喋ることでも感染リスクがあるのだが、数人で料理屋とか居酒屋に行って黙々と飲んで食ってでは面白くも何ともない。家の中でまで常にマスクをするのも嫌だろうし、本当に厄介なウイルスだ。酒を飲むとつい大声になったりする。話す時はなるべくマスクを付けて、小さな声で・・って、分かっていても、アルコールはそういう理性的なことを飛ばしてしまうので、啓発してもあまり効果は期待できないか。一方、町中でマスクをしていないと睨まれることもあるが、何も喋らなければそれほど問題はない。電車の中でマスクを顎にかけて喋っている奴をたまに見るが、喋りたければちゃんとマスク付けろよ。顎にかけているなんて、していないのと同じ。
政府は国民全員分のワクチンを確保すると言っているが、これは慎重に対処した方がよい。普通、ワクチンの製造には数年かかる。有効性だけでなく、安全性の確保が必然であり、ウイルスは抑えるが重篤な副作用があるでは話にならない。ところが今のワクチン開発合戦は、大事な安全性の検証が本当に十分されているのか懐疑的にならざるを得ない。真っ先に医療関係者に・・という話だが、医療関係者でも打ちたくないという人はいる。もし医療関係者がワクチンの副反応で少なからずの人が勤務できなくなれば、それこそ医療崩壊まっしぐらである。次は高齢者・高リスク者だが、安全性の検証が不十分なワクチンを打って殺すつもりか??? 元気な高齢者がワクチンのおかげで体調不良になったってことになれば、むしろ医療費は増えるぞ。ということで、日々国民のために全てをなげうってお仕事をされている国会議員の先生方とか、国民のために日々様々な政策を執り行って下さっている政府のお偉いさんにまず打って頂きたい。下々の者はその後で結構ですから。